にーはお！華劇回廊編集部です！
今日ご紹介する「繁城の殺人～大明に蠢く闇～」は中国で絶賛された明王朝を舞台にした時代劇ミステリー。奇妙な殺人事件と20年前の事件が複雑に絡み合う見ごたえのある作品です。真夏の夜に見たくなるようなオカルトみがありながらも、善悪とは何かを問う骨太の作品に仕上がっています！
繁城の殺人 ～大明に蠢く闇～のあらすじは？
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万歴37年、ある畑でかかしに偽装された死体が見つかります。その死体は首を絞められて殺された上、「吾が道 一を以て之を貫く」と書かれた長い棒で貫かれていました。
捕吏の曲三更は被害者が自分の師匠・冷無疾だと知って事件を調査します。「吾が道 一を以て之を貫く」という言葉が論語からだと知った三更は学堂へヒントを探しに行きますが、そこで幼馴染の鳳可追から師匠は人に恨まれていたのではないかと言われます。
また官吏・宋辰も師匠についてなにか知っているようで、師匠が普段から事件をもみ消していたとほのめかします。尊敬する師匠には何か裏があったのか…。捜査を続ける内、三更は20年前に起きたある事件に行きつきます…。
明王朝時代を舞台に繰り広げられる猟奇サスペンスです！
感想は？
正義感の強い三更が父親のように慕っていた師匠の死。事件の真相解決と共に、師匠の真の姿が徐々に明らかになっていくのが物語の要になっています。三更の調査シーンに事件の謎解き（殺人シーン）が挿入される面白い作りで、三更と視聴者の間に師匠に対するイメージギャップが生まれます。
殺し方も仕掛けが凝っていて、日本の作家で言うと島田荘司風。ちょっとオカルトががったトリッキーな推理小説が好きな人に合いそうです。
時代考証にもこだわったというだけあって、路地裏の石塀の感じなど細かいところまでリアル。丁寧に作られた良作です！
原題は？全何話？
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「繁城の殺人 ～大明に蠢く闇～」の原題は「繁城之下」。全12話です！
キャストは？
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曲三更役：白宇帆（バイ・ユーファン）
西安市出身。南京芸術学院電影電視学院に2番の成績で入学しました。2019年「恋恋江湖～運命の愛の見つけ方～」でデビュー。2022年には「山海情」にて第13回マカオ国際映画祭「金蓮花」最優秀助演男優など数々の賞にエントリーしました。
「開端‐RESET‐」「城中之城」「八角亭謎霧」等に出演。
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宋辰役：寧理（ニン・リー）
北京出身。上海戯劇学院とアメリカのミネソタ大学を卒業しています。1991年「五人少女天国行」でデビュー。2024年本作で第29回上海テレビ祭白玉蘭賞最優秀助演男優賞を獲得しました。三体シリーズの映画「流浪地球」にも出演しています。
「慶余年第2シーズン」「ロング・ナイト 沈黙的真相」「燕雲台」等に出演。
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冷桂児役：向涵之（シアン・ハンジー）
アメリカ生まれ。2019年「不可思議的晴朗」でデビュー。2023年には第一回「新号角テレビドラマプロデュースの夜」にて「年度突破演員」に選ばれました。2024年は「定風波」など撮影中のものも含め3作に出演しています！
「恋の特効薬」「秘密なルームメイト」「啓航：当風起時」等に出演。
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相関図は？
関係図はまだありません。引き続きチェックしていきますね！
最終回やネタバレは？
次々と起こる奇妙な殺人事件。三更は同僚・高士聡や師匠の娘・桂児などの手を借りながら、捜査を進めていきます。
終盤では三更の父親の死に隠された秘密が明らかに。師匠の本当の姿とは一体…？最後まで目が離せない展開です！
まとめ
ということで、繁城の殺人 ～大明に蠢く闇～についてでした！
最近の中国ドラマは構成が凝っているものが多いのですが、これもその内のひとつ。調査シーンに殺人シーンが盛り込まれ、視聴者が先にトリックを知ってしまうという手法が使われています。そのシーンがきちんとその先の展開につながっており、作り手側のニヤリとする顔が見えるよう。推理ものがお好きな方は是非ご覧ください！
それでは！