にーはお！華劇回廊編集部です！
「キングダム～戦国の七雄」は春秋戦国時代の終わりから大秦帝国の誕生までをリアルに描いた見ごたえのあるドラマです。衣装やセットはもちろん、台詞の隅々までこだわり、中国ではドキュメンタリーに分類されています。
激動の時代を各国1話ずつ、1時間以上かけてじっくり魅せていく歴史好き必見の作品です！
キングダム～戦国の七雄のあらすじは？
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春秋戦国時代は燕、趙、楚、韓、魏、斉、秦の7つの国が覇権を争っていました。
第1話の舞台は燕国。史書には「高貴ながらも神秘に包まれた国」と書かれており、正統な血統ながらも700年間ひっそりと存在していた、桃源郷的存在の国でした。
ところが第38代目・姫噲の時に国同士の争いが激化。他国が兵力を強化していく中、燕国も変わらざるを得ませんでした。姫噲は太子ではなく賢臣・子之に王の座を譲ることにしますが、太子・姫平は面白くありません。姫平は斉国の田氏に唆され反逆を企てますが、その結果斉国が燕国の都を占領。人々は蹂躙されます。
斉国が去った後王位に就いたのは、昭王・姫職でした。姫職は斉国を憎み、復讐を決意します。そこに表れたのは弁論家の蘇秦。姫職は皆から蔑ろにされていた蘇秦を賢臣として迎え入れます。蘇秦は姫職に恩を返すため、斉国に潜り込み間諜として働き続けますが…。
7つの国の歴史を史実に基づいて再現した、ドキュメンタリードラマです。
感想は？
NHKの歴史番組を思わせる良質なドキュメンタリードラマ。一人一人のエピソードは短いながらも、脚本と役者の上手さでしっかり感情移入させます。特に姫職と蘇秦のエピソードは20分ないのに、見ごたえがあり、50話のドラマにできそうな濃さ。史実に従って分かりやすく話が進んでいくので、歴史が苦手な人でも分かりやすいと思います。
実際の竹簡に残された言葉を使用しているというだけあって、台詞にも重みがあって素晴らしい。個人的には衣装生地の色味や厚みが作品に合っていてこだわりを感じました。国ごとに調度品なども違うので、その辺も要チェックです！
原題は？全何話？
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「キングダム～戦国の七雄」の原題は「風雲戦国之列国」。1話1時間ちょっとで、全7話です！
キャストは？
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姫職（昭王役）：王勁松（ワン・ジンソン）
江蘇省出身。劇団員出身で、国家一級俳優でもあります。2020年に「破氷行動」で 第26回上海テレビ祭 白玉蘭賞 連ドラ最優秀助演男優賞などにエントリーされました。「将夜 冥王の子」「鶴唳華亭」などに出演。
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田池（湣王役）役：李立群（リー・リーチュン）
台湾出身。舞台からお笑い、映画まで幅広くこなすベテラン俳優です。2019年に「ゴールデン・アイ－黄金瞳－」で第六回文栄賞 最優秀助演男優賞を獲得しました。「恐怖分子」「成化十四年」などに出演。
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趙雍（武霊王）役：于栄光（ユー・ロングアン）
北京出身。超がつくベテラン俳優です。10歳から京劇の劇団で活躍し、数々の賞を受賞。20代で俳優の道へ。今は演出家としても活躍しています。「天龍八部」「三国志 Three Kingdoms」「蒼穹の剣」などに出演。
相関図は？
相関図はこちら！国ごと、世代ごとに見やすくまとめられているので必見です！
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最終回やネタバレは？
第1話では敵国として登場した斉国ですが、第6話では主役に。1話の時より100年ほど前の紀元前400年前後から話が始まり、姫職との戦いへと繋がっていきます。同じ場面でもナレーションが違うだけでかなり印象が変わります。
歴史なので答えは出ているのですが、それぞれの国に生きる人々の生きざまに思わず引き付けられますよ！
まとめ
ということで、キングダム～戦国の七雄についてでした！
ドキュメンタリーと言うことで、もう少しあっさりした作りなのかと思っていましたが、かなり見ごたえがある人間ドラマが展開されます。それぞれの国の事情を視点を変えて見せていくので、立場によって物の見え方が変わるというのが実感として伝わります。夏休みの自由研究にも使えそうな良作です！
それでは！
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