にーはお！華劇回廊編集部です！
今回取り上げるのは、「女世子 愛を継ぐ花」です！
架空王朝の陳（ちん）国が舞台の物語で！北西の地を守ってきた韓家の世子に皇帝から、都の学び舎「国子監」に入学せよとの命令が…。主人公は、次第に次の皇帝の座を巡って激化する宮廷内の派閥争いに巻き込まれていきます。そんな彼？には、重大な秘密が…それは主人公は女性なのです。
「三国志 Secret of Three Kingdoms」のパトリック・ヤウ氏と「山河令」のリー・ホンユー氏の人気ドラマの両監督が放つ、中国で人気の男装のヒロインを主人公としたドラマ「女世子 愛を継ぐ花」。
凛々しい変身ぶりの女性が演じる主人公は、本国で男装する時代劇の中で最高の作品、一番サマになっている男装などのレビューが相次ぎました！
女世子 愛を継ぐ花のあらすじは！？
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周囲の魏人、夷人勢力と戦争を繰り返している陳国の皇室は陳氏で、次ぐ地位の家格に韓家・王家・楚家があります。
6万の軍を持ち、陳国の北境を代々護る韓家の定国公・韓継忠は、政治的に中立な立場の人物。息子が六歳の時に暗殺され御家断絶の危機に双子の姉・韓元娘が韓十一と名乗り、あとを継ぐ世子となり、地元では美食を好む貴族のどら息子を演じていました。
江南が祖籍の王家ですが、当主・王安篱は丞相なので陳国の首都・京城に住んでいます。現皇后・王雲舒の実家でもあり、二皇子・陳廷昊は甥で王仲鈺と王希媛の父親です。
西境を護る楚家は、前の皇后の実家で五皇子陳廷易はその息子。楚家の鎮国公の養女・湘月は陳廷易の王妃候補です。
皇帝の命令で国子監に入学するため京城にやって韓十一は、勉強嫌いで武術の心得も無い放蕩者を演じるつもりでいます。京城一風流な場所として名高い李錦軒で護衛の女性の金子・銀子に守られながら騒ぎを起こした十一は、運命の人・陳廷易と出会います。
翌朝、国子監で同窓生を指揮する王仲鈺によって捕まり、同窓生から生意気だ、女っぽいと因縁をつけられます。武術ができることを隠しているので抵抗ができない十一を救ったのは陳延易。昨日の男が斉王こと陳延易であることを知った十一。
仲鈺から救った延易が十一に求めた見返りは、伴読でした。伴読とは、皇室や貴族の子弟のかたわらに付き添い、ともに勉強をすること、相手は皇子なので拒否はできないが、さっさと伴読を降りる策を練らねばと…。
現皇帝の健康不安により、あとを継ぐ太子の後継者争いを巡って候補の第五皇子・陳延易と第二皇子・陳廷昊に絡む王家と楚家。
王家の王仲鈺は、家族には秘密の一点眉という筆名の人気劇作家で国士監では取り巻きをこき使う風流公子。政争に興味がないが、韓十一に絡んでいくうちに女性と気づき惹かれていきます。
陳延易は、政局でのバランスのため韓家軍を味方につけたいと、道楽息子と軽蔑する十一と学校生活を共に送っていくうちに唇を重ねてしまい、女の姿をした十一と絡み合う夢を見てしまうなど、胸の高まりに…。自分は男色なのか？部下の新亭や寄野に抱きつく奥手鈍感の廷易の天然ぶりが笑えます。
延易に女であることを打ち明けた十一は、延易の想いや自分の想いに気付きながらも、あくまで臣下であり、男女の情はないと延易を拒むのでした。五皇子に惹かれていると知りつつ十一を想う仲钰。絡み合った3人の運命の糸は…。
陳延易への暗殺や皇宮内部の激化する権力闘争へと巻き込まれてゆきます・・・
原題は？全何話？
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原題は、女世子で、中国作家・左曌陽の同名小説のドラマ化です。
ラブ史劇＆宮廷闘争劇＆歴史活劇の魅力が堪能できる中国エンタメ時代劇・全24話！
キャストは？
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陳廷易/第五皇子役：ジャン・チャオ（姜潮）
ジャン・チャオさんは、中国の歌手兼俳優です。
中国映画「だから私はアンチファンと結婚した」やテレビドラマ「開封府-北宋を包む青い天-」「我站在橋上看風景」「我的机器人男友」など、現代劇や時代劇に数多く主演しています。
本作では、冷静沈着、学問・武道に秀でた文武両道な第五皇子役を演じました。韓十一に惹かれてからの奥手な皇子の行動や優しさが好感度抜群です。
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韓元娘/韓十一役：ヨウ・ジンルー（尤靖茹）
ヨウ・ジンルーさんは、「擇天記」「雨に眠る罪-非常目撃-紳士探偵L ～魔都・上海の事件録～」などのドラマに出演しています。
本作での男装のヒロイン韓十一役が、女性が演じているとは思えないほどの、凛々しい変身ぶりと評判です！
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王仲鈺/王府二公子役：ワン・アンユー（王安宇）
ワン・アンユーさんは、2019年頃にデビューしたばかりの今後が楽しみな若手俳優です。「閃光少女」「我的時代 你的時代」「宮廷の茗薇<めいび> ～時をかける恋」などに出演しています。
本作では、野心家の父親に反発、韓十一に惹かれ陳廷易と恋の鞘当ても、若手で主役二人よりひとまわり年下ですが王仲鈺役を好演しています。
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王希媛役：タン・モンジア（湯夢佳）
タン・モンジアさんは、1994年生まれの子役出身の若手女優です。「私が大王！？ 愛しいあなたは我が家臣 」「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」などに出演しています。
本作では、王丞相の娘で王仲鈺の妹。一途さが憎めず変なことをするのも可愛らしい王希媛を演じました。
相関図は？
相関図はこちらです！チェックしましょう！
最終回やネタバレは？
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陳延易は八歳の頃、重病の母を皇宮へ見舞いに来た韓夫人とその娘・韓元娘と出会っていました。そのとき、赤い腕輪を陳延易に送った幼い韓元娘。
陳延易との距離を取ろうと色々策を講じる韓十一ですが、結果は自分の傍には、陳延易の存在が…。その上、陳延易を巡って、王仲鈺の妹・王希媛や陳延易の従姉妹・楚湘月の恋の争奪戦に巻き込まれる韓十一は複雑な心境…。
廷易は国士監に在籍しながら、国士監の掌議・周学章や沈成雋、十一を伴い各地の不正調査や疫病対策に赴き、邪魔や妨害、彭珅（王家の刺客で、幼い韓十一を殺害した人物）の暗殺集団に襲われます。
韓家の世子と名乗った瞬間から韓元娘はこの世から消え、男と偽り生きるしかないと廷易の自分への想いを拒否する十一。しかし、度重なる危機に身を呈して救ってくれる延易に自分の恋心を認めた十一は、延易の気持ちを受け入れ、愛するという感情と幸せを味わいます。
そんなとき、北境で魏人が西境では夷人が同時に兵を起こしたと、韓十一の父・韓継忠からの急報があり、十一も参戦することに…。また、西境への支援に延易を鎮西大将軍に封じて兵符を与え、西夷軍のせん滅を命じる皇帝。
韓十一が出兵する日は、延易の出兵と同日同刻。延易は小さな赤い玉佩を十一の首に掛け、手首に付けた赤い腕輪を見せます。「この戦いできっと功を立て、おまえを正妃にする。私が夷人を退けて北境へ行くのを待っていてくれ」。
北境の戦いは思わしくなく、父・韓継忠の命で、隣の臨唐州に援軍を求めに行くも叶わなかった十一が戻った戦場は、朝廷から派遣された程監軍の裏切りで、父・韓継忠と6万の韓軍は全滅。「傷付けるつもりは無い、捕虜にしたいだけだ」と言い放つ魏軍統帥の拓跋珣に背を向け、崖から身をおどらせ奈落へ落ちていゆく十一。思い出すのは別れ際に延易と交わした言葉と父の笑顔…。
死体一体一体を確かめたりと必死で探す廷易…。十一は善意の人に助けられ、一命を取り留めましたが、記憶を失っていました。恩人の家を出た十一は、偶然、仲鈺の結婚相手の家で侍女となり輿入れに同行することに…。仲鈺と再会、廷易と仲鈺との十一争奪戦後に、「自分とは夫婦だった」と偽る廷易とひとときの幸せな時間を過ごします。
廷易は太子となり、韓元娘との結婚を父皇帝に承諾させますが、楚湘月や王安籬らの陰謀で、廷易を悪役とした嘘の情報を吹き込まれる記憶のない十一。迎えた廷易と韓元娘の結婚式の日、誤解が重なり二人は決裂、韓元娘はその場で死んだ金子を抱きかかえ去っていきます。
三年の月日が流れ、前皇帝との約束通り、崩御1年後に韓家の冤罪を晴らし、首謀者・王安籬の死亡で、本来なら一族も処刑されるところを免罪にしました。一点眉として顔をさらした仲鈺は人気で、直筆の署名を求める列が途切れません。
知味斋と改名した李錦軒を通りかかった韓元娘に店主の李成煊が声をかけ、今日は子供の誕生祝いと秦婉寧との夫婦仲は良いようで安堵する韓元娘は、入店は断り、赤い玉佩をささやかだが祝いだと言って贈ります。
入れ違い訪れた微行の廷易が赤い玉佩を目にして「これは誰が…?」周囲を必死に探すが、うしろを向いている韓元娘に気付かない…。延易と元娘のあいだを馬車が通り、ふり返った元娘は、だれかを捜す延易の後ろ姿に気が付き、静かにほほ笑むのです。
まとめ
ということで、女世子 愛を継ぐ花についてでした！
中国ドラマでは良くある結末は想像におまかせで終わりましたが、二人の再会シーンは入れて欲しかったです。陳廷易と韓十一、王仲鈺の絡みとドラマ全体が、シリアスタッチと軽いコメディタッチで描かれ楽しめるドラマでした！
それでは！
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